「読書とはなにか」

10月20日に行われた国立国会図書館のシンポジウム「読書とはなにか」。非常に良かった最初の1時間、松岡正剛の基調講演の書き起こしを発見! (正確には他の人の Together のまとめ+αだとか) ……自分メモと合わせつつ、血肉にせんとなんか書いておこう。

読み・書き・編み。三者はつねに交じる。……私たちはただ書くがために書けはしない。読みながら書き、編みながら書き、考えながら(つまり別のことを書きながら)書いている。そしてまた自分でリライトしつつ読み、編集しつつ読み、思索を深めつつ読む。編集もまた読みつ、書きつ、考えつするものだ。

切ること、繋ぐこと、解くこと、並べること。関連を見出し、構造を作り出すこと。編集行為はひとつ「目次」として結晶する。それは論証や傍証、反証や検証の骨子。なにがどう書かれている、というモデル。目次という見取り図を(少しでも)頭に入れて読み始めれば、内容を汲み出すエンジンとして働く。

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