「郵便局に迷惑」

郵便制度の穴を突き、無料で手紙をだす方法は無いものか。

たとえば差出人Aが、受取人Bに手紙を出すことを考える。手紙はA→Bへ行くわけだ。でもって料金不足の手紙をポストに入れると、次の3パターンがあるらしい。

 1)受取人Bに届く前に差出人Aに返送される場合

 2)受取人Bに届いて不足額を支払う場合

 3)受取人Bが不在だったり、支払いを拒否したために差出人Aに返送される場合

これを踏まえ、「切手を貼らずに」次のような手紙を送るとどうなるだろう。

受取人の住所がめちゃくちゃなので、廃棄されなければほぼ確実に差出人Aのもとに戻される。言い方を変えると「切手を貼っていないのに差出人Aへと配送される手紙」ができたということだ。

ここでもう ひとひねりして、差出人Aの住所のところに「届けたい人Bの住所」を書いたらどうなるか。律儀な日本の郵便局のことだから、手紙をそのままBへと差し戻してくれるのではないか。上の例なら、私の出した手紙は横浜の火蛾之さんへ届くだろう。

……もちろん、こういう親切心につけこむようなことばかりしていると、相手の善意が底を尽く。郵便局の事故係に目を付けられて廃棄されたり、宛先不明で返ってきたときも郵便料金を請求されるようになるだろう(現在でも切手を貼って出して戻ってきたとき、もうその切手は使えない)。

拉致監禁されて他に連絡手段がないが、隙を見てポストに投函することはできる!」というような限定された状況下でのみ使って欲しい。紙の切れっ端であろうと縄跳びの縄であろうと、住所さえ書いてあれば郵便物として扱われる。