「ホームポジションのススメ」

SEという仕事柄、キーボードに触れている時間は長く
少しでも入力を効率化できないかと工夫を重ねてきました。

ポイントはホームポジションから手を離さないこと。
カーソルキーやデリートキーを押すために掌を動かしたあと
ホームポジションに戻るための労力は、なかんずく集中力を削ぎます。

ホームポジションから手を動かさずに(目を閉じたままでも)打てる。
そんな追求の結果、キー配置はこんな風になりました。


Windowsレジストリ設定でキー配置を変えるChange Key

QWERTY配列のうち、変換キーと無変換キーをCtrlとShiftに置き換え。
かなキーはBackSpaceに、CapsLockは半角/全角(IME ON/OFF)に置き換え。
それぞれ(私には)不要なキーを必要なキーに置き換えた感じです。

右下のメニューキー、CtrlキーをPageUp、PageDownにするのは
ホームポジションとは関係ないですが地味に良いです。

InsertキーをDeleteキーに、ScrollLockキーをInsertキーにしてあるのは
Deleteキーを押すときにInsertキーの押し間違い対策です。
(慣れれば有用なのでしょうが、私はほとんどInsertキーを使ってないです)

これらに加えてEmacsなどを参考に次のホットキーを設定しています。
(設定にはAutoHotKeyを使用しています)

  • あまり使わないアットマークキーを、Enterキーに割り当て
キー 割当
Enter
Ctrl+@
  • カーソルキーの割り当て
キー 割当
Ctrl+I
Ctrl+J
Ctrl+M
Ctrl+L
  • Home、End、Deleteの割り当て
キー 割当
Ctrl+H Home
Ctrl+: End
Ctrl+; Delete

ホットキー設定のAutoHotKey設定ファイル(711Byte)も良ければ使ってください。

なおこの記事は長年の課題であった
「修飾キー付きのホットキーを押しっぱなしにすると、たまに抜けが発生する」
という難題が解決した記念に書きました(詳しくはリンク先を参考)。
私のWin8.1環境ではUACを無効にして、「SendMode Play」を使えば完璧でした。
(参考2の「EnableUIAccessスクリプト」はなぜか効きませんでした)

参考1:AutoHotkey:キー押しっぱなし病・ホットキーすり抜け病対策の研究
参考2:AutoHotkey:Windows 8.1 で SendPlay が動かないときの対策メモ
参考3:Win 7編: UAC設定をレジストリから制御し、スムーズなセキュリティ設定を実現する